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まさかの夜行バス

ようやくシムラまで辿り着いたけど、リキシャでお金を使いすぎたため、
カトマンドゥまで行くバス代が足りない。
まずは両替、、と思って銀行か両替屋を探したけれど、
お店が全部閉まってる!!
もしかして、ストライキって道路封鎖だけじゃなく、お店まで閉めてしまうの!?
そして、何も銀行まで閉めなくても・・・。

とりあえず、ドルを換えてくれそうな所ということで、
ゲストハウスを探し歩き、悪いレートながら両替することができた。
そこでバスターミナルの場所を聞くと、
「この道を行った、すぐの所だよ」と教えてくれた。

「この道」を歩くと、なかなかバスターミナルらしいものは見つからない。
違う人に聞くと、5分くらい歩いたところだとか、1km先だとか、
相変わらず適当な数字が返ってくる。

その道を歩くこと5分くらい、道端にバスが2台並んでるのを見つけた。
「カトマンドゥ行き?」と聞くと、そうだ、という。
「何時に出るの?」と聞くと、
昼2時に出発、カトマンドゥには夜8時着だよ、と教えてくれた。
夜8時着。。思っていたよりも遅い。
国境の町・ビールガンジとカトマンドゥ間の距離は、約180km。
シムラからだと、わずか160kmくらいだ。
おそらく山を越えるからそれくらい時間がかかるのだろう。
あまり夜に着くのは好きではないけど、
何とか今日中には着くことができそうだ。

出発まであと1時間。バスが止まってる前の食堂で、
ダルバートというネパールのカレーセットを食べ、
子供達に本を見せたり、写真を撮ったりして時間を潰す。

↓食堂の娘さん。むっちゃ可愛い!
080215a.jpg


そして、ちょうど2時、バスが出発ー!
定時に出るなんてすげー!と思いながらも、でも何でバスはガラガラ!?
と思ったら、すぐ近くの道路に駐車して、運転手はどっかへ行った。。
??と思ってると、ぱらぱらと乗客が乗り始める。
・・・もしかして、乗り場を間違えた?次発のバスに乗ってしまった!?
うーん、でもまあ夜8時に着くのならいいか、、、。
夜行バス明けで疲れていたので仮眠をとる。
エンジンの揺れで目を覚ますと、バスはいつの間にか満員になっていた。
3時半。改めて出発ー!

↓こんなバスです。
080215b.jpg

↓一番左:バスの運転手と、助手さん(集金係とか)。
080215c.jpg


バスは道端で乗客を見つけては止まり、降りる人がいては止まった。
1時間走ると大きめの町に到着し、30分くらいの休憩タイムになった。
暇なので外に出て、屋台を冷やかしたり、運転手と話していたのだが、

運 「ここからカトマンドゥへは2つの道があるんだ。
   右側の道は、ショートウェイだけど危険なんだ。
   左側の道は、ぐるーっと周るロングウェイなんだ。」

僕は、ふーん、と何気なく聞いていた。
危険ってどんな危険が待ってるんだ?と思ったけど、
まあバスに乗ってたら大丈夫やろう、とぐらいにしか思わなかった。
しかし、休憩後、バスが走り出すと、
なんと「ロングウェイ」の道を走り始めるではないか!
ま、まさかね、、、。

それからバスは乗降のための停車を繰り返し、
1時間毎に休憩を取り、夜9時半にご飯休憩に入った。
明らかに夜8時着ではないし、まだまだカトマンドゥに着きそうにない。
もう一度運転手に何時に着くのか確認すると、
「朝の4時頃かな?」なんて呑気な返事が返ってきた。
あぁ、そうですか。。

結局、振動で窓が開くバスで寒い思いをし、揺られ、
カトマンドゥの真っ暗なバス停(道端)に到着したのは朝4時半でした。
またまた朝までバスで仮眠を取り、
ちおりがいる宿に到着したのは朝6時半です。

わずか160kmの距離を、14時間半、バスに乗りっぱなし。。
命懸けの国境越えは、一体何だったんだー!!
と叫びたくなりましたが、命あっての旅ですから。
この旅で一番思い出に残る国境越えになりました。


Writer 三太郎

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