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ここイグアス移住区に移民してきた人々が最初に作ったのは、
日本語学校だった。
日本の心を、言葉を、忘れないでほしい。
親たちの切実な願いで、みなでレンガを積んで、作った学校。
060513.jpg


その思いを未だ受け継いで、今の日本では失われつつある、
「しつけ」をメインにした日本語教育を行っておられる。
実際、この学校に通っている子供たちは、きちんと挨拶ができる、
礼儀正しく、しかも明るい元気な子が多い。

朝からスペイン語学校に行き、通常の授業を受け、
午後から日本語学校で日本語の勉強をするという生活。

今では40%がパラグアイ人で、一から日本語を学んでいる。
日本語を勉強すれば、将来、よい職があるかもという、
親の切実な思いが伺える。


卒業生の夢は、日本に行くこと
この言葉を聞いて、ちょっと複雑な思いになった。


イグアス市の若者は、日本に出稼ぎに行くことが多く、
その40%が帰ってこないという。
こちらの1年の収入が、日本でなら1ヶ月で得ることができるから。
しかし、一方では日本の息苦しさに耐えれず、
こちらの生活が良いと帰ってくる人もいる。

たまたま、ついこの間日本に出稼ぎに行っていたという人と、話す機会があった。
彼はちょっと酔っぱらっていて、ぽろっとこんな話をした。


日本人は、海外に来ると、ここに日本を求めてやってくる。
自分たちは日本から来てくれた日本人を、同じ日本人としてもてなす。
しかし、自分たちが日本に行っても、
自分たちはガイジンとしか見てもらえない。
日本が自分たちを受け入れてくれるのは、
日本人が嫌がる3Kの仕事だけだ。
日本人はここに旅行するだけのお金を簡単に稼ぐことができる。
でも、自分たちは10年働いても稼ぐことができないんだ。


何と応えたらいいのか、わからなかった。


私は、この旅を、観光旅行で終わらすのが嫌で、
3つの質問をしてみたり、観光地以外の場所を尋ねたりしている。

世界で何が起こっているのか、人は何を考えているのか、
それを知りたいと、思って旅をしているけれど、
知ることは、辛いことでもある。


今の私には、答えは出せない。
ううん、答えなんて、無いのかもしれない。
でも、それをそのまま終わらすのは、
知ってしまったからには許されないことのように思う。
せっかく日本という恵まれた国に生まれることができたのだから、
なにか、できることがあるはずと、そう信じている。

そして、それが何なのか、この旅で見つけることができればいい。
見つけたい。心底、思った。

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2006.05.13 Sat l パラグアイ l コメント (0) トラックバック (0) l top

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