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ブハラの町から、ウルゲンチへ移動する日。
マルシュルートカという、乗り合いバスを使って、
1日がかりで移動することになりました。

↓こちら、乗ってたマルシュルートカ。
 1台に、おおよそ12人乗客が乗ります。
 プレートには、上段に出発地の「ブハラ」、
 下段に目的地「ウルゲンチ」と書いてあります。
071007a.jpg


そのマルシュルートカの中。
小さい友人が出来ました。

↓彼女(左)と、彼女のおばあちゃん(右)
071007b.jpg


彼女が車に酔いやすいので、席を換わってくれと言われ、
変わってあげたのがきっかけ。

とにかく無邪気で、人懐こくて、言葉も通じないんだけど、
何かと私に寄ってきて、手をつないだり、抱きついたり、
もうべったり。えらく懐いてくれたんですね。

で、おばあちゃんも、肝っ玉かーちゃん!という雰囲気の方で、
お昼ごはんにも同席させてもらい、お菓子も貰い、
いろいろ世話を焼いていただいたんです。

それで、そろそろ着くかな、というときに、おばあちゃんが、
「今日は、ウチの家に泊まっていきなさいよ!!」と、誘ってくれたんですねー。

嬉しいけど、おじゃまするのも悪いし、、と悩んでると、
彼女も、おばあちゃんも、そして一緒に乗ってた彼女たちの家族も一緒になって、
「泊まってけ~」と言ってくれたので、お言葉に甘えることに。


そして、連れて行ってもらったおうちは、
物凄い大家族!!!

どうも、おばあちゃんには男3人、女3人の子供がいて、
結婚した息子たちの家族と一緒に住んでいるので、合計4世帯。
で、各息子の家族には3人以上の子供が既にいるので、
家の中は、幼稚園の運動場状態。

家の中央には、広いスペースがあり、そのスペースを囲んで、
各家族が暮らす部屋があります。もちろん、台所、トイレは共同。

そのスペースでは、子供が大量に(なぜか、9人以上)、
わーわーぎゃーぎゃーと、楽しそうに駆け回ってます。
で、どの家族かわからないけれど、どこかの奥様が、その面倒を(たまに)見てる。


いやー、こういうのって、いいなー。
子供も、沢山で遊べたら楽しいし、人との付き合い方も勉強できるし。
お母さん方も、ずっと自分だけで面倒見なくていいから楽だし。

それに、家がにぎやか。

いつも話し声、笑い声、叫び声、ドタバタ走る足音や叱る声で溢れてて、
こう、人間が生活してる、って感じがして、私はちょっと感動しちゃいました。

私も、気の合う人と、こういう暮らし方ができたら、楽しいかも。
日本じゃ、1人っ子が普通になってきてるけど、
こういう家なら、兄弟のように育つことが出来るし。
いいなー。


食事は質素だけど、素朴で美味しかった!
自家製のナン(薄く焼いたパンのようなもの)と、
お茶、そして庭で取れた果物。
お客様だからと、奮発して、わざわざ飴を出してくれたり、
コンビーフを出してくれたり。本当、嬉しかった。

ゴハンの後は、お決まりのウォッカでカンパイ。
ウォッカはアルコール度数40度!
これを小さいグラスに注いで、カンパイして、一気飲み!!が、こちらの作法らしい。
一気飲みの後は、皆必死にスイカを食べてるのが可笑しい。

↓酔っ払って踊りだす息子A。と、それに連れ出される三太郎。
071007c.jpg

↓子供も踊るぜー。
071007d.jpg


翌日、おばあちゃんは、わざわざ私達をウルゲンチまで送ってくれて、
お土産に、飴と、今朝わざわざ焼いてくれたナンを持たせてくれた。
バス代も、宿代も、払うと言ってるのに、一切受け取ってくれなかった。

「ありがとうねー、ほんまに、ありがとう!!」
と、何度も何度も、お礼を言って、別れたけれど、
最後ちょっと泣きそうになった。


見ず知らずの、言葉も通じない旅行者に、
こんなに良くしてくれて…。
自分たちも決して豊かな生活ではないだろうに。

ほんまにありがとう、おばあちゃん!!
日本に帰ったら、手紙送るし、待っててなー!


Writer ちおり
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2007.10.07 Sun l ウズベキスタン l コメント (1) トラックバック (0) l top

コメント

なんだかお別れのシーンこっちまでウルウルきちゃった。本当に心から歓迎されてることが伝わるねー☆これからも沢山の出会いを大切に旅を勧めていってね♪
2007.12.01 Sat l ヤマダマン☆ひろこ. URL l 編集

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